帝釈峡は紅葉を見るなら絶対おすすめスポットです

帝釈峡は広島県の県北、庄原市から神石郡に位置する渓谷です。
紅葉の季節は広島県屈指の紅葉の景勝地になります。
比婆道後帝釈国定公園の一部で、
山間の自然と帝釈川の渓谷や、ダムにより人口的にできた神龍湖の自然が楽しめます。
この秋は是非おすすめします。ご家族で是非足を運んではいかがですか?

帝釈峡の紅葉2020年の見頃はいつ

帝釈狭の見ごろは10月下旬から11月上旬になります。
ピークは11月上旬でしょうか?

同じ広島県でも瀬戸内海沿岸のエリアでは11月中旬から11月下旬が見ごろになります。
山間部は約半月早い見ごろとなります。
この時期になりますと公式ページで紅葉情報を更新しているので参考にしてください。

帝釈峡へのアクセスはと駐車場

公共交通機関ではJR芸備線東城駅からタクシーで10分です。
ただ一日の駅通過電車は3~6本です。少し不便かもしれません。
JR東城駅から上帝釈狭へのバスもでていますが、平日のみで1日4便となります。

車だと中国縦貫道東城ICから約10~12Kmです。
約15分くらいですので車でのアクセスがおすすめです。
上帝釈エリアへは国道314号から県道23号です。
神龍湖エリアへは県道25号です。

広島市からは高速を含めて約2時間、三次ICからは高速を含めて約1時間です。

駐車場は神龍湖近辺で約330台。
上帝釈エリアで240台になります。
駐車場は無料ですが、帝釈峡保全協力金で400円必要となります。
紅葉シーズンは一日600円になります。

紅葉シーズンは駐車場も混雑しますので、朝は早めに出発することをおすすめします。

帝釈峡のおすすめ観光スポットは

帝釈狭のおすすめ観光スポットですが、「上帝釈」エリアと「神龍湖」エリアに分かれます。
「上帝釈」エリアは渓谷に沿った遊歩道を自然に触れながらの散策が主になります。

また「神龍湖」エリアは遊覧戦に乗って、湖、山、橋等の景観を眺めたり、
湖の周りの遊歩道を歩く散策が主になります。

上帝釈エリア

上帝釈エリアは渓谷にそった遊歩道での散策、水の流れる音を聞きながら紅葉が堪能できるスポットです。
帝釈峡は石灰岩台地が長年かけて浸食されてできたカルスト台地になっています。
途中で様々な地形・奇岩等を見ることが出来ます。カルスト地形と紅葉の両方が楽しめるのがおすすめ理由です。

昨年は第2駐車場に車を入れて散策を開始しました。
貸自転車屋もありますが、ゆっくり散策することをおすすめします。
またこの駐車場は弥生食堂もありますので昼食処の候補にいれるもの良いかもしれません。

渓谷にそった遊歩道は整備されていて、とても歩きやすい散策道でした。
水の流れる音を聞きながら紅葉を見るのは気持ちがいいものです。

しばらく行くと、鍾乳洞の「白雲洞」があります。入場料300円を支払い中に入りました。
洞窟のなかは狭く空気が冷たく感じられます。この「ひんやり感」が心地いいです。
こじんまりとした鍾乳洞ですが、とてつもなく長い時間をかけて出来上がった自然の造形美を見ることができました。

またいつも驚かされるのは世界3大自然橋の「雄橋」です。
全長90m 幅18mm 厚みが24mにも及ぶ石灰岩で出来た巨大天然橋です。
特に紅葉の時期は赤く染まった木々とのコントラストは絶景でした。

ほかにもカルスト地形が生み出した景観は「鬼の唐門」「鬼の供養塔」などたくさんあります。

「上帝釈」エリアから、そのまま歩き続けると2時間半くらいで「神龍湖」に出れます。
時間のある方や、トレッキングを主な目的としている方はおすすめです。

ただ車を上帝釈エリアから神龍湖エリアへ移動する必要がありますので、素麺滝あたりまで行って、
第2駐車場まで戻って車で「神龍湖」エリアに向かうほうが時間的に便利です。

駐車場から素麺滝まで往復で約2時間のウォーキングです。
午前中で回ることができ、午後は神龍湖エリアを回れるので時間的にちょうどいいと思います。

遊覧船のある神龍湖エリア

「神龍湖」は大正13年に作られた人工のダムによって出来た湖です。
100年近い歴史がある人造湖になります。

上帝釈第2駐車場から車で神龍湖まで行って、今度は神龍湖の観光です。
帝釈狭の観光パンフレットに掲載されている写真のほとんどは、紅葉の山、赤い橋を背景に湖に浮かぶ遊覧船です。

「神龍湖」エリアに訪れた方は、遊覧船に乗船することを是非おすすめします。
湖からの紅葉、山肌に現れるカルスト地形の奇岩、湖に架けられた橋の光景を堪能で出来ます。

山から湖ではなく、湖から山の景色が眺められる体験はなかなかできないと思います。
約40分の乗船ですが、「神龍湖」エリアの自然が満喫できます。

私は昨年料金は少し高くなりますが、オープンボードに乗りました。
10人乗りプレジャーボートで高速で屋根がなくスリルを味わいながら約30分景色を味わいます。

ゆっくり景色を見るなら遊覧船、少しスリルを味わうならオープンボードになります。

中国山地の真ん中で船に乗れて、紅葉を楽しめるなんて想像もつかないかもしれません。
まさに「神龍湖」の醍醐味です。

帝釈狭遊覧船は平日で一日7本(約1時間に1本です。)
シーズン中の土日は30分間隔で出ています。
オープンボードは不定期で大人2名以上揃えば出発してもらえます。
料金は遊覧船で¥1,500円、オープンボードで¥2,000円(いずれも子供は半額です。)

またこの神龍湖エリアには1周約50分を要する自然舗道もあります。
このコースも身近に紅葉を鑑賞できるベストコースです。
昨年はこのコース「紅葉のトンネル」を体験しました。神龍湖を上から眺めながらの散策コースです。
散策コースと遊覧船と両方を体験しても2時間位ですので是非お勧めします。

又「神龍湖」エリアはコテージ、休暇村、ホテルなどの宿泊施設も多く1泊での旅行の場合は是非おすすめします。
この辺の名産神石牛、比婆牛などのコース料理や川魚料理が楽しめます。

せっかく広島県の県北エリアまで足を運んだのですから1泊して次の日も観光予定を入れたらいかがでしょう?

最後に

帝釈峡の特筆すべき特徴は、全体がカルスト地形になっていることです。
石灰岩出来た、奇異な地形や造形美を紅葉と同時に楽しめるのは、他にはないと思います。
景色のみならず、いろいろなアクティビティもあり一日楽しめます。

早めに計画して今年は足を運んではいかがですか?

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